ばんびパパの子育て文書

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これは仕事人間であった私と自閉症スペクトラムの長男と家族の記録です

【体験報告】LITALICOジュニア ペアトレ第3回整え上手になろう

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こんにちは。ばんびです。

 

クリスマスの夜に次男が全く寝ないため、暇なので次男を抱っこ紐に抱えつつ、かつLISAの炎をききながら私は今ブログを書いています。炎最高!

 

それでは今回のテーマはペアトレの第3回目です。テーマは「整え上手になろう」です。整え上手ってよく意味が伝わりにくいと思うので以下で解説してきますね。

 

整え上手とは

整え上手とはいいますが、「何を」整えるのでしょうか。発達っ子が行動を起こすときには必ずしも、親が思うような良い行動を起こすとは限りませんよね。そこで、子どもが行動を起こしやすいよう、また、良い行動を起こしやすいように「環境」を事前に整えておくことが重要です。困った行動を防ぎ、良い行動を増やすことにつながると考えられます。

 

では整え上手のコツはなんでしょうか。LITALICOジュニアのペアトレで学んできたことは以下の3つでした。

 

整え上手のコツ

  1. 気になるものや苦手なものを取り除く
  2. 予定や指示を視覚的に示す
  3. 本人の好きなものや活動を取り入れる

それぞれ長男の具体事例を交えながら説明していきます。

 

1. 気になるものや苦手なものを取り除く

我が家の長男は普段絵本を読むときはリビングで読んでいました。しかしながら、その他のおもちゃやiPad等の他に気持ちがいってしまうものが同じ空間にあると気が散ってしまって絵本に集中することができませんでした。そこで、就寝前にベッドわきに絵本をセットし、就寝前は「絵本以外自分の周りにない状況」を作りました。結果、絵本をしっかり聞くようになり、毎日10冊程度読み聞かせを行っていますが半年以上継続してできています。このように、環境を限定し、集中させたいものに集中させる環境を事前に作ってしまうとそれが習慣化することが可能になります

 

2. 予定や指示を視覚的に示す

長男はTVでYouTubeを見ることがとても好きです。以前は次男も生まれ、なし崩し的にYouTubeを見せてしまっていた傾向にあり、これではいけないなと思い、時間管理を徹底しました。TVを見せる前にタイマーを30分セットして必ず長男に「30分でおわりね」と声掛けします(言葉の理解がゆっくりなのでわかっているかわかりませんが声掛けしまくります)。そして実際にタイマーが鳴ったら、そのタイマーを見せながら「今日はおしまいね」と継続して声掛けしていきました。最初はなかなか切り替えが難しかったですが、今ではタイマーが鳴ると自分でTVの電源をオフするようになっています。ここまで来るのに2ヶ月くらいかかりましたが、ちょっとした意図的な工夫で成長がみられるので実施してよかったと感じました。抽象的な指示が長男には伝わりにくいんですよね。その他には絵カードを用いながら、外出や生活習慣で見通しを付けさせるトレーニングをゲーム感覚で実施していくと子どもにとっては習熟が早いように感じています。

 

我が家で使っているタイマーです。公園で遊ぶ時も持ち歩いています。音が大きいので若干恥ずかしいです。

 

3.本人の好きなものや活動を取り入れる

長男はとにかく電車好きのため、電車やトーマスを組み込んで行動を起こさせようとしました。最近では「あいうえお」に少し興味を持ってほしいなと思い、電車であいうえおを学べる本を探してみました。あいうえおを線路で描いているようなタイプの本で本人を気に入ってくれました。こうしたちょっとしたゲーム性を取り入れてあげると子どもは乗ってきますね。大人になってしまうと合理性とか効率性を追求して今いがちですし、その価値観を子どもに押し付けてしまう傾向にあるように感じます。子どもにはまず興味を持たせるものや活動が先決で、合理性や効率性の説明は後です。とにかく興味を持ってもらうためには手段を択ばず、本人の好きなものや活動と絡めて行動を後押ししましょう。

まとめ

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子どもに興味をもってもらい良い行動を起こさせるには、考えなしにやったらだめだなーと今回のペアトレに参加している親御さんの意見を聞いて改めて感じました。「意図的にやる」が大事ですね。興味を持ってもらうために、集中させる環境づくりやゲーム性を組み込んだ取り組みを継続していこうと思います。

 

2020.12.25

ばんび