ばんびパパの子育て文書

ばんびパパの子育て文書

これは仕事人間であった私と自閉症スペクトラムの長男と家族の記録です

【徹底考察】褒めるって難しい

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みなさんこんにちは。

ばんびです。

 

11月上旬ですがまだまだ暖かいなという感じです。皆さんの地域はどうでしょうか?私は札幌出身なのですが、学生時代はこの時期はもう寒くて寒くて外出るの嫌でしたね。

それでは本日のテーマは「褒めるって難しい」です。

 

なぜ褒めることは難しいのか

昨日LITALICOジュニアのペアレントレーニングに参加してきました。90分のセッションで、発達障害やグレーゾーンの子供を持つ5人の保護者が集まって、子供を褒めることについてトレーニングを実施してきたのです。

 

私以外の参加者は大体5-6歳のお子さんを持つ参加者が多かったので、皆様からアドバイスをいただく格好となり大変有意義な時間を過ごせました。

 

定型児、発達障害児に関わらず、子供とは大人が思いもしないような行動やいたずらをするようなことが多いですよね。長男の場合は、公園に転がっている石を口に入れることは日常茶飯事ですし、水たまりの水を飲もうとしたりもします。常に目が離せません笑。家の中でもいたずらばかりで常に妻の逆鱗に触れています。

 

ただ、少し冷静になって考えてみると子供って目に映るものほぼすべてが新鮮ですよね。これってどうやって動くのだろうとか。食べられるかなあとか。子供なりに興味のそそられるものに大してアクションを起こしているだけなんですよね。勿論、一度伝えても何度も同じ悪さをしたりするのですが、それがどのくらい重要なのかという認知をするまでに時間がかかるんだと考えています。

 

子供が悪さをすること、その悪さを本当に悪いことだと認知することが遅いことに対して、我々大人はイライラを感じてしまうのだと思います。しかしながら、子供と大人の時の流れは違うし、事象を認知する力も異なっています。私は長男がぐずぐずしていたり、明らかに正しくないことをしているのを見ると、効率性を求めてしまうのでイライラしたり、怒ったりしてしまうことが多かったような気がします。妻も同様でしたね。

 

こうのようにこれまで子供が行動した結果にだけ注目してしまうと、大人からすると「何しているの!ちゃんとして」となってしまいがちなんですよね。子供とのコミュニケーションを取る際に結果至上主義的に考えると「褒めるポイントが見つからない」ってことになってしまうんだと改めて思いました。

 

子供を褒めて伸ばすために親はどうすべきか

LITALICOジュニアのペアトレでも「褒めるポイントを見つけるのって難しいですよね」という話で参加者同士盛り上がっていました(笑)。やはり、子供の行動の結果だけ見てしまうことが親御さんには多いんだなと。私もその1人ですが。ですが、そこは少し中長期的な目線で子供と向き合う必要があると思っていて、心を落ち着けて褒め対応をしていくことが、子供の自立心を育むことになると考えています。ひいては親御さんの子育て対応も漸次的に減っていくという副次的効果もあると考えでいます。

 

まずは、LITALICOジュニアのペアトレで学んできたことですが、

①褒めるハードルを下げる
②努力していることを褒める
③困った行動をしてないことを褒める

というものでした。これはなるほどと思いましたね。結果だけ見てしまうとただの失敗や悪さだったりしますが、行動過程をかみ砕いてあげると必ず褒めるポイントが見つかるということです。

 

我が家の長男で言うと絵本が好きなのですが、必ず全部の本をベッドに持ってきます(いや全部は読めへんやろ)が、10冊程度読み終わった後、お片付けしてから寝ようねと言っても大体途中から散らかし始めます。ここでのミッションは、絵本全てを片付けることにありますが、まあ3歳児なので言うこと聞きません。

しかしながら、例えば1冊は本棚に戻せたとかは時々あったり、片付けようという意識はあったりします。そこを褒めてあげるんだなと認識しました。聞き分けのいい子であれば、絵本片付けてと言って、全部片づけるのかもしれませんが、我が家の長男にはまだまだハードルが高いのです。

 

子供の行動をプロセスごとに分解していくと「お、意外に褒めるポイントあるやないか」となるのでご夫婦で一緒に褒めるポイントを探してみるといいなと思います。

 

また、それでも「褒めるポイント探すの難しいよ」ってことはありますよね。私も長男の褒めるポイント探しても、ものすごーく限定的な事が多いなあと感じることは多かったです。困ったことがありました。そんな時は褒めるポイントを作ってしまえばいいのです!(大発明!w)

 

例えば、朝ごはんは私が簡易に作る(作るといっても、トーストと目玉焼きとベーコン焼くとかその程度)ことが日課なのですが、長男は朝起きるとお腹すいているので「はよメシださんかい!」ってプチ切れ気味でキッチンに乗り込んできます。朝ごはんの準備をして、一緒にテーブルに運ぶ際に、スプーンやフォークを運ばせるようにさせました。彼は早く食べたいので手伝うのです。大人がする作業の簡単な部分を1つでもいいから手伝わせることで褒めるポイントを作り出すことに成功しました(大げさ)。

 

このように褒めるポイントは作れるので積極的に作るといいと思います。本当に何でもよくて、エレベーターのボタンを押させる。ゴミをゴミ箱に捨ててもらう等、簡単なことでいいので実践していくと、本人の成功体験が増え自身に繋がり自ら動くようになるのだと考えています。

 

なお、子供がやったことを大げさに褒めるって結構恥ずかしい気持ちになる時ありますが、そこは無心で褒めるのです。頑張りましょう!笑

 

最後に

褒めるって難しいのですが、親御さん自身が褒め慣れする必要があると考えます。社会に出ると褒められること実はあんまりないように思いますし、子供だけじゃなく、夫婦通しで些細な事を褒めあうのも重要だと感じました。子供ってそういうとこ目ざといですからよく見ています。

 

褒めることも結局は継続だと思うので毎日3つは褒めようとか褒め慣れするまではノルマ設定してもいいと思います。褒めるを習慣化させましょう!

 

 

2020.11.8

ばんび